つづき

 

 

5月~6月~7月

どんどん時間は過ぎていく。最終面接には何社か行ったけど、内定は全く出ない。

そうなってくると世間は夏。もうスーツなんて着てられないし、精神的にも限界が来て家に引きこもるようになった。

暗い部屋で、SWANSONGやらのエロゲーをやってた。

 

8月~9月

無。

 

10月~11月~12月

ようやく就職活動再開。ここからはもう「別に就職できなくってもいいや」みたいな思考になってくる。

就活初期の、1日に2・3個の説明会やら筆記試験やらに参加する意思はもはや無く、週に1回説明会に行くって感じ。

ただ「就活生」っていう肩書きに足を動かされているだけの機械。

 

1月~

リクナビで説明会に参加するのをやめて、面談で俺に合った企業を紹介してくれるみたいなサービスに登録して、そこから選考に進むようにした。

そこのお姉さんに履歴書を見せたら「いい履歴書ですね」って褒められた。

面接練習もできるって聞いたけど、人間が怖いのでパス。

 

2月

選考を受けた1社から連絡があって「最終面接すっから来い」とのこと。

いつも通りワケの分からないことを言って終了。

ま、今回もダメだろと思ってたら連絡が来る。

 

「九州行けるんなら内定出すよ」

 

とりあえず「はい」って答えた。これにて就活終了。

 

この後、大学の先輩と同期でストライクウィッチーズの劇場版を見たりアイドルマスターを全話見たりした。今思えば、これが人生で一番楽しい時間だった。

 

会社に入ってからは社長から「お前は入れたくなかったんだよなぁ…」とか言われたり、引っ越し費用が出なかったりしたけど、とりあえず働けてます。

でも、たまに頭をよぎるんだよな。

就職するのとしないのと、どっちが気持ちとして楽だったんだろうって。