思うに忍者にどうして魅力があるのかというと、忍者というものは、まさにスーパーマンであると同時に、あくまで普通の人間でもあるからであり、とりわけANIMEやMANGAではそういう描かれ方をされています。


人間なのだけれど、超人めいてもいると。

 

忍者は普通の人間よりもずっと鍛えられており、精神的にもずっとしなやかで、いかなる状況にも適応できる戦士です。

 

その隠密性ゆえにいかなる罪にも問われず、行きたいところに赴き、投獄されることも非難されることもなく、したいことをする存在なのです。

 

忍者好きにとって、忍者というものは、人間の能力を極限まで鍛え上げた存在に映るようです。

 

忍者のもつミステリアス性やその力を前に、道徳の是非などつまらないものにしか思えないと。

 

忍者が好んで主人公にされるのも、人間の適えうる究極の身体というところが魅力に映るからです。

 

それに忍者は悪役としても魅力的で、闇に潜みミステリアスでカリスマ性があり、同時に妖しくも魅惑的で、恐ろしい存在でもあります。